ストーカー被害に対する防犯診断
この項ではストーカーに関する防犯診断を御紹介しています。
ストーカーに関する防犯には被害者向けの『対人防犯診断』と『対物防犯診断』があります。
下記ではストーカー行為に関する簡易診断を御紹介させて頂きます。
まずは、下記の項目に幾つ当てはまるかチェックして下さい。
ストーカー犯に関する防犯診断【ストーカー犯に心当りある場合】
✅ 1:ストーカー行為をされている原因が分らない。
✅ 2:ストーカー犯の氏名(本名)や住所や勤務先などの個人情報は分からない。
✅ 3:ストーカー犯に自宅を知られている。
✅ 4:ストーカー犯に勤務先を知られている。
✅ 5:具体的な被害が発生している。
✅ 6:警察にストーカー被害の相談をていない。(被害届を受理されたか否かは別の問題)
✅ 7:ストーカー犯の目的が分らない。(1番のストーカーされている原因とは違う)
✅ 8:ストーカー犯と共通の知人がいる。
✅ 9:ストーカー犯は以前の交際相手か結婚相手である。
✅ 10:現在もストーカー犯との関係を遮断する事は出来ない。(勤務先が同じ・取引先の相手・共通の知人が多い等)
上記の項目でチェックした数が多いほど、解決する為の難易度が高いと考えて下さい。
例えば、街で偶然見かけてストーカーになった加害者と、元交際相手がストーカーになっているケースでは、明らかに後者の方が解決するまでの道のりが長い(ストーカーが諦めるのに時間がかかる)事が多いのです。
つまりストーカー犯と関わっていた時間が長ければ長いほど諦めにくい傾向にあります。
同様にストーカー犯との関係性が深いほど、諦めるのに時間がかかる可能性が高いのです。
一般的に、相手に対して何の情報も無い無関係の人間にストーカーされている方が怖いと感じる様ですが、そもそも無関係の人間はそれほど強いこだわりがある訳ではないので、新たな興味の対象が出来れば諦めてくれる可能性も高いのです。
中には時間が解決してくれると考えている被害者もいますが、ストーカー行為が10年以上続くケースもありますし、時間が経てば経つほど、加害者側としては諦めきれなくなるという事も考えられますので、なるべく早い対応が重要になってきます。
ストーカー犯に関する防犯診断【ストーカー犯に心当たりがない場合】
✅ 1:ストーカー犯の詳しい顔も分からない。
✅ 2:警察にストーカー被害の相談をしていない。(被害届を受理されたか否かは関係ない)
✅ 3:ストーカー犯から何らかの接触がある。(SNSやメールや手紙など含む)
✅ 4:ストーカー犯に自宅がバレている。(自宅付近で見かけた等)
✅ 5:ストーカー犯に勤務先がバレている。(勤務先付近で見かけた等)
✅ 6:ストーカー犯の目的が分らない。(ある程度の心当たりがあるか、全く心当たりがないか等)
✅ 7:具体的な被害が発生している。(物の破壊・盗難など)
✅ 8:ストーカー被害の程度は深刻である。(知らないうちに室内に侵入されている・SNSで個人情報を拡散されている等)
✅ 9:友人や知人にストーカー被害について相談している。(ストーカー犯に情報が漏洩している可能性がある)
✅ 10:ストーカー被害が発生し始めて、1カ月以上経過している。
上記のチェックリストに1つでも当てはまる場合は、ストーカーに関する詳しい防犯診断をお勧めします。
特に被害者がストーカー犯に心当りがないと、警察に相談しても対応してもらえる可能性が低いと考えて下さい。
その理由の一つとして、警察側も本当にストーカー犯罪なのか、相談者側の勘違いなのかが判断出来ない可能性があるからです。
他にも、被害者側にストーカー犯の心当たりがないと対応や対策を講じること自体が難しいという点も挙げられます。
ストーカー犯に心当りが無いと、解決が困難になるケースや解決まで長期間を要するケースが多いと考えて下さい。
それはストーカー犯が被害者へのストーカ行為を諦めるのに時間がかかるというより、ストーカー犯の特定に時間がかかるという意味です。(特にストーカー犯が、被害者の合鍵を持っている場合や、被害者の行動パターンを確実に把握している場合)
そのような場合、ストーカー犯が顔見知りの可能性もありますし、全く知らない人も場合もあります。
全く知らいといっても、被害者側が記憶をしていないだけで、ストーカー側は覚えているというケースです。
ストーカー犯が分らない場合
例えば、街で偶然見かけてストーカー行為を行っているというケースもありますし、何らかの客(美容院・病院・飲食店・クリーニング店・コンビニ・レンタカー店・マッサージ店など)として訪れた被害者に好意を持ち、ストーカー行為を行っているというようなケースもあります。
他にも、賃貸住宅を借りる際に訪れた不動産業者や、現在住んでいる賃貸住宅の大家であるというケースもあります。
つまり、ストーカー犯に心当たりがないという場合、可能性が多すぎてちょっと考えただけでは可能性を絞り込めないという事も多い様です。
また、勤務先の上司や経営者がストーカーだったケースもあります。
なかにはストーカーに遭っているので相談していたら、その相談相手がストーカー犯だったというケースもあります。(所謂マッチポンプ)
ストーカー行為はあるもののストーカー犯に心当たりがない場合は、うかつに周囲の人に相談せず十分に考えた上で行動する事が重要です。
ストーカーに関する防犯診断
ストーカー行為には放置しておけばいずれストーカー犯が興味を無くしてしまうケースと、徐々にストーカー行為がエスカレートするケースがあります。
多くの場合、警察に相談すると「しばらく様子を見ましょう」とか「再び被害が発生したら連絡して下さい」とか「何か新しい情報が入ったら教えて下さい」等と言われる事があります。
しかし、短時間でストーカー行為がエスカレート(突然襲われる・自宅に侵入される等)する場合、あまり悠長なことは言っていられません。
また、ストーカー被害に遭っている方自身の中にも、あまり深刻に考えていない場合があります。
何か問題が起きてから対策を考えていても間に合わない事が多いので、問題が起きる前に備える様にして下さい。
入居前の防犯診断
これは何もストーカーに限った事ではありませんが、アパートやマンション等の賃貸住宅に入居を考えている方は、必ず内見をしてから入居を決めるように心掛けて下さい。
その際、不動産会社の営業担当者からは「良い情報」は教えてもらう事が出来ても「都合の悪い情報」はあかなか教えてもらえません。それは必ずしも不動産会社の営業担当者が「教えたくない」のではなく、「本当に知らないケース」や「瑕疵に関心がないケース」が非常に多いのです。(そんな情報を覚えても仕事には繋がらない為)
中古で分譲マンションを購入する際や、賃貸マンションやアパートの入居を考える際には、なるべく「悪い情報」も確認する事をお勧めします。
例えば、ベランダから隣の部屋を見た時に、「隣の部屋の住人がベランダにゴミを溜めている」ことや「煙草の灰皿が置いてある」事もあります。そうやって、自分が住む部屋だけでなく「両隣の住人の生活状況」や「真上の住人と真下の住人の生活状況」ぐらいは確認しておく必要があります。(住みだしてからトラブルに巻き込まれると面倒が大きくなる)
他にも、近所の「ゴミ出し状況」や「集合ポストの管理状況」や「自転車置き場の整理状況」など、周囲の環境をチェックする事も重要な入居先選びの一つになると御理解下さい。
不動産の仲介業者にとって、あなたは敵ではありませんが頼りになる味方とも限りません。
綺麗な言葉や優しい言葉をかけてくれる人は沢山いますが、赤の他人が何の見返りや代償も求めずに、いつまでも無償で助けてくれることはありません。
最終的に自分の身は自分で守るしかないのが現実だと考えて下さい。
防犯診断の御提案
防犯カメラ愛知では、ストーカー行為に対する防犯診断や防犯対策を実施しています。
もし気になる不審な出来事や不安な要素がある場合や、建物や人物の防犯目的等ある場合など、防犯カメラの設置や利用を御検討されている方は、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。