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侵入窃盗に対する防犯診断【住宅用の防犯診断】

侵入窃盗に関する防犯診断【戸建住宅】

防犯診断には大きく『対象者向けの対人診断』と『対象物向けの対物診断』の2種類があります。
対人診断は主に特定の個人に対する「嫌がらせ行為」や「つきまとい行為」や「身の危険が及ぶ行為」などの状況を把握したり対策を講じる為のものです。
それに対して、対物診断は主として特定の物に対する「破壊行為」や「窃盗行為」や「侵入行為」などが発生する要因を調査したり現在の防御状況を検査したり防犯能力の検査をしたりするものです。

1:敷地内の簡易防犯診断【戸建住宅/侵入窃盗】

✅ 1:合カギを住宅の周辺に置いている。(植木鉢の下・郵便受けの中・置物の下など)

✅ 2:住宅の垣根(ブロック塀・目隠しフェンス・生垣)で、道路からの視線が遮られる。

✅ 3:郵便物が届いても、放置している事がある。(郵便物が盗まれると個人情報が漏洩する)

✅ 4:インターホンが門柱に設置されていない。(敷地内に侵入する口実を与える)

✅ 5:道路から浴室を使用しているか否かが分る。(入浴している事がわかる状況)

✅ 6:道路から目につく場所に梯子や脚立が置いてある。(泥棒が利用する)

✅ 7:エアコンの室外機や物置を経由すると、2階のバルコニーやベランダに上がる経路が出来る。

✅ 8:隣の家が空き家になっている。

✅ 9:敷地の周辺に自動車を駐車できるスペースがある。(侵入窃盗犯が駐車する)

✅ 10:敷地の近くに公園や空き地など、長時間待機していても不自然ではない場所がある。(泥棒が下見に使う)

上記の項目で、当てはまる個所が多ければ多いほど侵入窃盗の被害に遭う確率が高くなると思って下さい。
もし上記の敷地内に関する防犯診断で、チェック項目が1つでもある場合は、一度詳しい一般防犯診断や精密防犯診断の実施をお勧めします。

最も危険なケース

最悪なケースでは「侵入窃盗犯が住宅内に侵入した事実に気付いていない住人」がいる事です。
空き巣犯の侵入手口で最も多いのは、「無施錠」(鍵のかけ忘れ)によるものです。(つまりドアも窓も破壊されない)
また同じ侵入窃盗でも「空き巣犯」は窓やドアを破壊して侵入する事もありますが、「居空き犯」はドアが無施錠(鍵がかかっていない状態)の時に侵入する事が多いので、侵入されたことに気付いていない住人も多いのです。
そうやって、住宅内に侵入した窃盗犯(泥棒)が、室内にある住宅のカギを見つけるとコピーしてしまうのです。
住宅に使われているカギに記載されている鍵番号が分れば、カギを盗まなくても簡単にスペアキーを作る事が出来ます。
防犯カメラ愛知では、住宅の防犯診断を実施しています。
あなたがお住いの住宅の敷地で、気になる点や不審な出来事などがある場合は、御気軽に防犯カメラ愛知まで御相談下さい。

2:建物の簡易防犯診断【戸建住宅/侵入窃盗】

✅ 1:窓ガラスに防犯対策が施されていない。(格子・補助錠・クレセントガード・防犯フィルム等)

✅ 2:玄関のドアに補助錠(2重ロック)が設置されていない。

✅ 3:勝手口のドアに補助錠(2重ロック)が設けられていない。

✅ 4:外出する時に窓を開けて出かける事がある。(二階のベランダの掃き出し窓・水回りの窓など)

✅ 5:玄関や勝手口の施錠をせずに外出する事がある。(ゴミ出し・立ち話・回覧板・道路の清掃など)

✅ 6:在宅時は施錠しない事が多い。

✅ 7:インターホンにカメラ機能(録画機能)が付いていない。

✅ 8:防犯対策を施していないルーバー窓が設置されている。

✅ 9:トイレや脱衣場や浴室の窓に格子が設けられている。

✅ 10:防犯性の低い鍵を使っている。(ディスクシリンダーキー等)

上記の防犯診断で該当する項目が多ければ多いほど、侵入窃盗(泥棒に被害に遭う可能性は高くなると考えて下さい。
特に、「4」や「5」や「6」は、施錠しない事を知られてしまったら、まず狙われてしまいます。
少しの時間でも出掛ける時は、面倒でも施錠するように心掛けて下さい。

侵入窃盗犯の共通点

侵入窃盗犯(泥棒)は、事前に「侵入しようとする住宅」の下見を行います。(自分が警察に捕まりたくないから)
その際、カメラ付きのインターホンは敬遠する傾向にあります。
それは住宅に侵入する際「住人の留守」を確認する為、インターホンを押す事が多い為です。(住人の留守は確認したいが、自分の写真は撮られたくない)
侵入窃盗犯(泥棒)には幾つかの共通点があります。
最も狙われやすいのは「以前に空き巣(窃盗侵入)の被害にあった住宅」です。
最近は、侵入窃盗も組織化されており、あなたの住宅の情報が売買されている可能性もあります。
一度でも、侵入窃盗犯の被害に遭った住宅(未遂も含む)は、再度狙われる可能性は十分に考えられます。
以前、「被害が少なかった」とか「もう来ないだろう」と思わず、十分な防犯対策を心掛ける様にして下さい。

3:室内の簡易防犯診断【戸建住宅/侵入窃盗】

✅ 1:通帳と実印(銀行印)を同じ場所に保管している。

✅ 2:住宅内に多額の現金(数十万円以上)を置いている。

✅ 3:独り暮らしである。(偽装工作をしても、まず見抜かれる)

✅ 4:高齢者だけで住んでいる。

✅ 5:2階の部屋を使っていないし、2階へ上がる事もない。(泥棒が2階で潜む事ができる)

✅ 6:使っていない部屋がある。

✅ 7:夜間は自分のいる部屋にしか電気をつけない。(住んでいる人数や居る部屋がバレる)

✅ 8:玄関から見える範囲に、スケジュールを書きこんだカレンダーを置いていある

✅ 9:玄関に鍵を置いている。(鍵番号をコピーされる)

✅ 10:貴金属や宝石など高価な物を分かりやすい場所に保管している。

上記の項目で該当する個所が多いと、侵入窃盗犯(泥棒)が侵入した際に大きな被害が発生し易いので注意して下さい。
特に「2」と「10」に該当する方は要注意です。
一見、自分の自宅に多額の現金を置いている事は誰にも知られていないと思っている方もいますが、簡単に調べられてしまう方法もあるので、誰にも話していなくとも安全とは限りません。
自宅に多額の現金(数十万円~)を置いたり、高額な貴金属や宝石類を置いたりしないように気を付けて下さい。

特殊詐欺犯と侵入窃盗犯の情報共有

侵入窃盗の被害者や、特殊詐欺(オレオレ詐欺・還付金詐欺など)の被害者の情報が売買されている事もあります。
また、訪問販売で高額商品を購入した人の情報は名簿業者で手に入れる事が出来ます。
中には、特殊詐欺犯や侵入窃盗犯の間で情報共有したり、犯罪組織が様々な手口で同じ被害者を狙うケースも増えてきています。
防犯業者の中には、住宅内に侵入されない為の防犯対策ばかり提案して、実際に住宅内に侵入されてしまった際の防犯対策は教えようとしない業者もいるようです。
しかし、それでは侵入窃盗犯(泥棒)に侵入されてしまったら、諦めるしかないと言われているようなものです。
泥棒に侵入されない為の防犯対策も大切ですが、侵入されてしまった際の防犯対策こそ重要になるのです。

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侵入窃盗に関する防犯診断【集合住宅】

通常は、戸建住宅と比べると集合住宅のほうが防犯対策を講じやすいように感じます。
しかし、集合住宅の場合は戸建住宅に比べて部屋数が少なかったり、隣の住宅と似たような構造をしているので、侵入窃盗犯にとっては予想外の展開が起きにくいという点もあるのです。

1:敷地の簡易防犯診断【集合住宅/侵入窃盗】

✅ 1:外部の人間が許可なく敷地内に入る事が出来る。

✅ 2:敷地内に防犯カメラが設置されていない。

✅ 3:敷地の周囲に車両を駐車できる場所(公園・コインパーキング等)がある。(窃盗犯が長時間待機する事が出来る)

✅ 4:敷地の周辺から建物の窓が確認出来る。(外から在宅の有無が確認出来る)

✅ 5:周辺で大規模な工事が行われている。(大きな音がしても周囲が気付かない)

✅ 6:日中に一定の騒音がある。(ドアや窓ガラスの破壊音に周囲が気付かない)

✅ 7:隣人や同じ集合住宅の住人を全く知らない。(不審者がいても誰も不自然に感じない)

✅ 8:隣接する敷地に不特定多数の人が訪れる。(隣地が店舗や事務所など)

✅ 9:隣接する道路に街灯がない。

✅ 10:指定曜日以外にもゴミの集積場にゴミが捨てられている。(またはゴミの分別がされていない)

上記の防犯診断の項目に1つでも該当する場合は、現在の状況を改善する防犯対策を講じるか、一般防犯診断や精密防犯診断の実施をお勧めします。
特に「5」や「6」に該当する場合、侵入窃盗が起きやすい環境だと思って下さい。
侵入窃盗犯は「住人に犯行を気付かれる」とを恐れています。
その大きな原因として「侵入する際に発生する音(ドアの開錠音や窓ガラスの破壊音)」を非常に気にします。
しかし、周辺で大きな音が発生する工事などがあると、作業員の格好をした侵入窃盗犯(泥棒)がある程度の音を発しても、住人には侵入が気付かれにくいのです。(住人に見つかった際の言い訳もし易い)
もし、あなたが住んでいる集合住宅で詳しい防犯診断や防犯対策を希望される方は、防犯カメラ愛知まで御問い合せ下さい。

簡単に突破できるオートロック

住んでいる集合住宅にオートロックが設けられていると、「十分な防犯効果がある」と誤解している住人もいますが、オートロックは簡単に突破する事が出来てしまいます。
出入りする住人の後ろについて、建物内に入るという手段は有名ですが、そのような面倒な事をしなくても、単独で簡単しに侵入する事も出来てしまうのです。(詳しい手口は書けません)
また、集合住宅で使用されている電子キーには致命的な欠点があるケース(通電時施錠型のカードキー等)もあるので十分な防犯対策が必要です。

2:建物の簡易防犯診断【集合住宅/侵入窃盗】

✅ 1:外部の人間が建物内に侵入出来る。

✅ 2:隣のビルとの距離が近い。(隣のビルや建物から飛び移れる)

✅ 3:入り口で大きな音がしても気付かれにくい。(ドアをこじ破りをされる可能性がある)

✅ 4:玄関周辺に人間が入れる大きさの窓がある。(特に網入り窓ガラス)

✅ 5:集合住宅の1階か2階に住んでいる。

✅ 6:集合住宅の最上階に住んでいる。(屋上から降りて侵入される)

✅ 7:外部の配管に防犯対策(よじ登り防止など)が施されていない。

✅ 8:外出する時に、窓を開放したまま出掛ける事がある。

✅ 9:外部から屋外階段に侵入出来る。(玄関にオートロックがあっても意味がない)

✅ 10:玄関にオートロック機能がない。

集合住宅の建物に関する防犯診断で該当する項目が1つでもある場合は、一般防犯診断や精密防犯診断の実施をお勧めします。
特に「2」の場合、隣の建物から集合住宅に移動可能だと、集合住宅の入り口で侵入防止対策を講じても意味がありません。
まずは、自分が住んでいる集合住宅を、少し離れた場所から観察してみるか、周囲の地図を作成して客観的に確認をするようにしてみて下さい。

防犯対策を最優先できない集合住宅

マンションやアパートなどの集合住宅は、戸建住宅に比べて安全度が高いと思っている方も多い様です。
しかし集合住宅の場合、防犯対策を強化できない場所がいくつか存在します。

例えば、玄関の隣に網入りガラスが設けられている場合、侵入窃盗犯は容易に窓ガラスを割って侵入する事ができます。
それは網入りガラスを防犯ガラスにする事が出来ないからです。
網入りガラスの構造上、防犯ガラスにすることが出来ない(網入りガラには鉄線があるので、中間膜を挟み込めない)うえに、火災対策の上でも防犯ガラスには出来ないのです。(火災時に消防士が網入りガラスを破れないと困る)
つまり、集合住宅は防犯対策よりも火災対策や地震対策などの方が優先された構造になっているのです。
侵入窃盗犯はその事実を熟知していて、防犯対策を講じれない裏をかいて集合住宅に侵入するのです。

隣の部屋への移動が簡単な集合住宅

一度、集合住宅のどこかの部屋に侵入してしまった場合、意外と簡単に隣の部屋に侵入する事が出来てしまいます。
それは最初に侵入した集合住宅のベランダに出て、隣の部屋との境界に設けられている「隔て板」の下の部分を破って、隣の部屋のベランダに移動するという手口です。(隔て板は災害時に移動出来る様に作られているので子供でも簡単に壊せる)
すると、隣の部屋が施錠していなければ、すぐに室内に侵入出来ますし、施錠されていれば大きな音がしない「焼き破り」で窓ガラスから侵入します。(隣の住人の不在確認は必要)
更にベランダに設けられている「避難ハッチ」を使えば、容易に下の階へも移動する事が出来ます。(下の階の住人の不在確認は必要)
この手段を使って移動する侵入窃盗犯は複数で犯行に及ぶため、不在確認をする担当がいる場合が殆どです。
※集合住宅の隣室との境に設けられている板は「隔て板」の他にも、「仕切り板」「間仕切り板」「蹴破り戸」「隔板」「ベランダ隔て」「戸境板」「戸境壁」等とも呼ばれています。

3:室内の簡易防犯診断【集合住宅/侵入窃盗】

✅ 1:常にカーテンを閉めて生活をしている。

✅ 2:覗き穴に目隠しがない。(室外側から中が覗けてしまう)

✅ 3:自宅に大量の現金を置いている。

✅ 4:独り暮らしである。(外出時は室内に誰もいないと分かってしまう)

✅ 5:部屋数が少ない。(貴重品の置き場所が限られる)

✅ 6:ドアの覗き穴に目隠しをしていない。(室外側からも内側を除く事が出来る)

✅ 7:ドアポストから手を入れれば、室内のドアノブの操作が出来る。(室外から鍵を解錠できる)

✅ 8:玄関の見える範囲に鍵を置いている。(鍵番号をコピーされる)

✅ 9:玄関を開けると、室内全体が見渡せる。(目隠しがない)

✅ 10:室内やベランダに人が隠れられるスペースがある。(侵入者が潜んでいる可能性がある)

上記の室内に関する防犯診断で1つでも該当する項目がある方は、状況を改善する防犯対策を御検討して下さい。

一見、防犯効果が高いように思える「1」の「常にカーテンを閉めて生活をしている」という項目に該当する方は、「十分な近所づきあいをしていない」とか「他人から室内を見られたくない事情がある」と侵入窃盗犯に思われてしまいます。
つまり、常にカーテンを閉めて生活をしている人の殆どが、独り暮らしなのです。
また、玄関から室内全体を見渡せてしまうと、簡単に犯行の下見をされてしまう可能性があります。
例えば、あなたが頼んだ飲食店の配達員が、侵入窃盗を行わないという保証はどこにもないのです。
とにかく、侵入窃盗犯に限らず、多くの情報を与えないような防犯対策を講じる事が、犯罪を未然に防ぐ対策にもなるのです。

構造が単純な集合住宅

集合住宅の場合、室内に侵入されてしまったら、意外と簡単に貴重品や現金が盗まれてしまいます。
それは、隣の部屋と構造が同じ場合が多いからです。(集合住宅を狙う空き巣犯は、一気に隣の部屋にも侵入する事が多い)
また、賃貸不動産のサイトを見れば、ターゲットにしているアパートやマンションの構造が公開されていることが多いという点もあります。(分譲マンションも構造は簡単に分かる)
そもそも、マンションやアパートは構造が単純な事も多いので、現金や貴重品の隠し場所も特定しやすいのです。

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侵入窃盗に関する防犯診断

中には「防犯診断は必要ないので適当に監視カメラや防犯対策を講じて欲しい」と言われる方もいます。
勿論、弊社としてはそれでも構わないのですが犯罪やトラブルが発生するには必ず原因が存在します。
トラブルの原因によっては、防犯対策を講じても問題が解決しない事もあるばかりか、被害がエスカレートしてしまう事さえあるのです。

例えば、自宅や事務所が被害に遭う原因が、建物や敷地の条件による場合とあなた個人を狙った場合とでは、問題を解決する為の難易度そのものが違ってきます。
また、同じ嫌がらせ行為でも相手が分っている場合と相手の見当がついていない場合とでは対策の講じ方が違います。

防犯カメラ愛知では、集合住宅や戸建住宅や店舗や事務所などに対する防犯診断を実施しています。
もし気になる不審な出来事や不安な要素がある場合や、建物や人物の防犯目的や見守り対象がある場合など、防犯カメラの設置や利用を御検討されている方は、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。