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泥棒がドアを開ける8つの方法【防犯カメラ愛知】

Q:カギをかけたドアを泥棒が開ける方法ってありますか?

A:泥棒(窃盗犯)がカギを使わずにドアを開けるには、主に8種類の方法が存在すると言われています。

泥棒が玄関や勝手口のドアを開ける方法はピッキングだけではありません。
寧ろピッキングによりドアを開錠される割合はそれほど高くありません。
ピッキング以外に泥棒がドアを開ける方法としては、『メルティング』や『バンピング』や『こじ開け』や『サムターン回し』や『丁番落とし』や『カム送り』や『鍵穴の破壊』等があります。
それぞれ被害に遭いやすいドアの特徴や対策の講じ方が違ってくるので、現在使われているドアの状況を把握する事が重要です。

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泥棒がドアを開ける8つの手段

項目

ピッキング

メルティング

サムターン回し

丁番落とし

カム送り開錠

こじ開け

鍵穴の破壊

バンピング

犯罪に使われる頻度

☆☆☆☆★

☆☆☆☆★

☆☆☆★★

☆☆★★★

☆☆☆☆★

★★★★★

☆☆★★★

☆☆☆★★

開錠にかかる時間

10~30秒

約15分間

1~2分

1~3分

1分以内

1~3分

1~3分

5~15秒

狙われやすいドア

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠

郵便受け・覗き穴がある

外開きのドア

15機種の鍵(4メーカー)

外開きのドア

殆どの鍵

旧型ピンシリンダー錠
マンション・アパート等

使われる工具

ピッキング工具

強酸性の薬剤

針金状の工具

バール・電動工具

細い特殊工具

バール

電動ドリル

バンピングキー

※空き巣の鍵の開錠の手口として、ピッキングが急増したのは平成12~14年頃です。
※サムターンは、ドアの内側に付いている鍵を開錠したり施錠したりするつまみの事です。
※開錠は鍵を開けると意味で、普通に開ける場合も破壊して開ける場合も含んだ意味があります。
※解錠は鍵穴を壊さずに開けるという意味なので、『開錠(破壊・非破壊)』>『解錠(非破壊)』というイメージです。
※鍵は英語で『キー(Key)』と呼びますが、鍵穴(かぎあな)は英語で『シリンダー(cylinder)』と呼びます。

空き巣犯の多くはドアを数秒から1分以内に開けます。
言い換えれば、他人の玄関や勝手口の前に5分も10分も滞在したくないのです。
空き巣犯にドアから侵入されたくない場合は、少しで開錠に時間がかかる対策が必要です。

上記の8種類のドアの開錠方法以外にも、複数のドアを開ける方法が存在します。
日本の『空き家率の増加』や『高齢化社会』や『所得格差』や『外国人観光客や外国人労働者の増加』は、今後の空き巣被害の拡大に繋がります。
現在のドアの状況を把握して、被害に遭う前の防犯対策を心掛けて下さい。

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ピッキング(1996年~2003年)

項目

ピッキング工具

ディスクシリンダー錠

  ・ダイヤモンドピック

  ・レールピック

ピンシリンダー錠

  ・フックピック

  ・ダイヤモンドピック

ロータリーディスクシリンダー錠

  ・ボールピック

鍵はシリンダーとタンブラーで構成されています。
シリンダーを回すとドアは開錠しますが、鍵をかけるとタンブラーが障害物になってシリンダーが回らなくなります。
そこに正規の鍵を差し込むとタンブラーが移動して、シリンダーが回る様になります。
ピッキングはドアの鍵穴に特殊な工具を挿入して強制的にタンブラーを移動させることで鍵を開けてしまうという方法です。
特に、ディスクシリンダーキーはピッキングに対して防犯性が低く、泥棒に短時間(数秒以内)で開錠されてしまう可能性があります。
※ディスクシリンダー錠はディスクタンブラー錠とも呼ばれています。
※ピンシリンダー錠はピンタンブラー錠とも呼ばれています。

サムターン回し(2002年~2005年)

サムターンとは、ドアの内側にあるドアノブの施錠したり開錠したりする『つまみ』の事です。
普段ドアに鍵をかける時にはサムターンを回して施錠しますし、鍵をあける時はサムターンを回して開錠します。
このサムターンを外側から強制的に開錠するのが、サムターン回しです。
泥棒が外側からサムターンを回す手段としては、『ドアの郵便受けから手を突っ込んで直接サムターンを回す方法』や『ドアスコープを外して、硬い針金を差し込んでサムターンを回す方法』や『明かり取りのドアガラスを破壊して手を差し込みサムターンを回す方法』等があります。
サムターン回しはピッキングによる侵入方法より多い被害(数倍~10倍近い被害/平成19~25年度)が発生しています。
※英語ではドアスコープ(覗き穴)を、『peephole(ピープ・ホール)』と呼びます。(ドアスコープは和製英語)

バンピング(2005年~現在)

バンプキーと呼ばれる特殊な鍵を鍵穴に差し込み、バンプキーを釘や杭を打つ要領でハンマー等で叩きます。
そうすることで強制的にタンブラーが移動させられてしまい、泥棒は簡単に開錠する事が出来ます。
但、鍵の種類によってバンプキーの種類も違うので、泥棒は効率的に侵入する為に同じシリンダー錠が使われている集合住宅(アパートやマンション)を狙います。
特に旧型のピンシリンダー錠が狙われやすい傾向にあります。
しかしカードキーやディンプルキー専用のバンプキーも存在するので、カードキーやディンプルキーを使っているから確実に安全とも言い切ません。(数秒で開錠される)
また、鍵穴に傷も付きにくく、被害者が自分の鍵のかけ忘れだと誤解してしまう事もあります。
※『バンプ  (bump)』に は「衝突」とか「ぶつかる」という意味があり、バンプキーは衝突で開錠する鍵と言う意味になります。

カム送り開錠・バイパス開錠(2002年~2003年)

カム送りとは指でシリンダーをつまんで引っ張り出した後、そこに出来た隙間から針金のような工具を差し込んでデッドボルトを動かして鍵を開ける方法です。
2003年に『カム送り開錠』はTⅤや新聞などのメディアでも話題に上り、警察庁が『カム送り可能な15機種(鍵メーカー4社)』を公表しました。
カム送りで開錠したドアには傷が残らない為、被害者が鍵のかけ忘れだと勘違いしてしまう可能性もあります。
カム送り対策としてはシリンダー(外側と内側のドアノブ+鍵)を交換した方が良いですが、簡易的にでもカム送り対策用の防犯カバーを設置すればある程度の効果は期待できます。
※デッドボルトは内側のドアノブのつまみを回すと、飛び出してドアをロックする四角い形の金属加工物です。
※一部の鍵開け業者や防犯関連の販売業者ではカム送り開錠が『バイパス開錠』とも呼ばれていますが、警察庁では『カム送り開錠』という呼び方に統一されています。

こじ開け・こじ破り(不明~現在)

昔からある泥棒が家屋の侵入に使う手口です。
ドアの隙間に大型のバールを差し込み、ドアの鍵をこじ開けて玄関や勝手口から侵入する方法です。
一見、大きな音がする上に時間もかかりそうですが、意外と短時間(1分以内)で侵入する事ができる方法です。
特に外開きのドアはこじ開けに弱く、どんな鍵を付けていても関係ありません。
実際、ドアを開けられる犯罪ではピッキングやサムターン回しなどの専門知識や特殊な工具が必要なケース、圧倒的にこじ開けの方が多いのが現実です。

メルティング(2007年~現在)

泥棒がディスクシリンダー錠を開錠する手口の一つです。
ピッキングに強いロータリーディスクシリンダー錠が取り付けられたドアも開錠できてしまうという方法です。
元々は海外の泥棒が使っていた手口で、鍵穴に強酸性の薬剤を注入する事で金属部分を溶かして強制的に開錠させます。
現在、メルティングは開錠するまでに15分程度の時間がかかることや化学反応による異臭がすることなどが原因で、頻繁に使われる侵入手口ではありませんが、今後は問題点を改善して新たな被害が増えないとも限りません。
※メルティング(melting)は英語で、『融解』とか『溶ける』と言った意味の英語です。

丁番落とし・ドア外し(不明~現在)

丁番はドアが開く時に支点になっている部分の事です。(蝶番とも呼ぶ)
この丁番をバールを使って、てこの原理で取り外します。
丁番が破壊されしまうと、ドアごと取り外されてしまいます。
所謂、『ドア外し』の事です。
特に外開きのドアは丁番落とし(丁番外し)の被害に遭いやすいので注意が必要です。
※以前、丁番(ちょうばん)は蝶番(ちょうつがい)と呼ばれていました。(蝶の形をした金具)
※丁番は英語では『hinge(ヒンジ)』と呼ばれています。カタカナで『ヒンジ』と呼ばれる事もあります。

鍵穴の破壊(不明~現在)

鍵穴にドリルをあてて鍵を破壊してしまう方法です。
ある程度の音はしますが、数秒~数十秒で鍵穴を破壊する事が可能です。
現在は、充電式ドリルドライバーや充電式ハンマドリルの性能も上がっているので、僅かな時間で鍵穴を破壊出来るのです。
また、例え泥棒が何も盗まなくてもドアの修理費(交換費)はかかってしまいますし、誰でも室内に入れる状況なので、2次的に他の被害が発生してしまう可能性もあります。
この場合、どんなセキュリティの高い鍵を使っていても関係ありません。

上記の期間内でなければ被害に遭わないという訳ではありません。
例えば、ピッキングが多発したのは1996年~2003年の間ですが、現在でも被害が発生していないという訳ではありません。
現在、ピッキング被害に遭いやすい旧型のディスクシリンダー錠の販売は終了していますが、いまもディスクシリンダー錠を使い続けている戸建住宅や集合住宅は多数存在しています。
先ず自宅の鍵がどのような被害に遭いやすいのかを把握しておくことが重要です。
それが防犯対策の第一歩になるのです。

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泥棒によるドアの被害

ディンプルキーやカードキーを使っている方は、自宅や事務所のドアを開錠されないと信じている事が多い様です。
しかし、実際の泥棒は専門的な知識や特殊な工具を用意して、鍵メーカーとの知恵比べをしたい訳ではないのです。
つまり、泥棒はどんな方法を使うかは問題ではなく、侵入出来るのであれば手口は何でも構わないのです。
実際にドアを開けられる多くのケースでは、こじ開けや鍵穴の破壊という力業が用いられています。
この場合、開錠が困難なディンプルキーやカードキーを使っているかどうかは関係ありません。

更に玄関や勝手口のドアが破壊されしまうと、ドアの交換費用や修理費用が発生してしまいます。
更に、ドアが破壊されてしまったことで、2次的な被害が発生しないとも限りません。
特に出張や海外旅行などに出かけていると、戻ってくる頃には被害が拡大してしまっている可能性もあります。
ピッキングされにく鍵を使っているからと言って過信せず、複数の防犯対策を講じるよう心掛けて下さい。

泥棒が侵入を諦める対策の御提案

最近は泥棒業界にも分業制が取り入れられてきています。
特殊詐欺(オレオレ詐欺など)と同様に、情報屋が収集してきたリストを元に実行犯が泥棒に入るというような手口です。
この場合、犯罪集団は既に情報屋からリストを購入してしまっているので、簡単には侵入を諦めません。
また、この建物や室内にはある程度の金品があるという事実も分かっているので、様々な手口で侵入を試みようとします。

玄関や勝手口のドアを開ける際に工具を使われた場合、住人が室内にいると泥棒に襲われてしまう可能性もあります。
泥棒の侵入用に使われた充電式のチップソーカッターやドリルドライバーは、刃物より危険な武器になってしまいます。

ドアに難攻不落の鍵をかけたとしても、泥棒がドアを開ける方法がなくなったとは限りません。
泥棒はドアを壊さないように開けたい訳ではありません。
泥棒にとっての目的は『鍵を開ける事』ではなく、『誰にも見つからない』様に『金品を盗みだす事』なのです。
つまり、あなたがピッキングに強い鍵に交換したからといって、必ずしも泥棒が鍵を開ける必要はないのです。
鍵を開けなくても、ドアを開ける方法は幾つもあるからです。
一番大事なことは、開けにくい鍵を使う事ではなく、泥棒が入らないような防犯対策を施すことなのです。

防犯カメラ愛知では、住宅や事務所の防犯診断を実施しています。
気になる点や不審な出来事があった場合などは、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。