Q:網入りガラスには防犯効果がありますか?
A:網入りガラスに防犯効果はありません。網入りガラスは火災時に『炎を遮る効果』と、ガラスが割れた時に『破片が飛散しない効果』しかありません。
建築基準法(2条9号2ーロ)で、網入りガラスは炎症のおそれがある場所に防火設備として設けなければいけないガラスです。
網入りガラスは防火設備として火災が発生してから20分間は炎の広がりを抑える為に設置されるものなのです。
そして網入りガラスはガラスカッターで簡単に切断できます。
網入りガラスを叩き割った場合でも通常のガラスより音が少ないので、全く防犯効果はありません。
防犯カメラの設置工事やセキュリティ対策の導入は御任せ下さい!
防 犯 カ メ ラ 愛 知
052-231-3595(AM9:00~PM6:00/土日祝日除く)
網入りガラスの防犯効果
網入りガラス
網入りガラスはガラスの中に金網が入っているガラスの事です。
火災が発生した際に、炎が燃え広がるの防ぐ効果があります。
また、炎でガラスが割れた時に、ガラスの飛散を抑えてくれる働きがあります。
建築基準法では防火地域と準防火地域の建物は開口部の窓ガラスを網入りガラスにする必要があります。(自分の家だとしても勝手に交換する事は出来ない)
ガラスの表面が透明になっている「磨き」と、表面に凹凸の加工がされることで視界を遮断する「霞(かすみ)」の2種類があります。
一見すると金網が入っているので、強度があるガラスだと勘違いしてしまいます。
しかし実際は、普通の透明ガラスよりも簡単に割る事が出来ますし、金網も簡単に引きちぎる事が出来てしまいます。
また、防火地域や準防火地域では建築基準法で網入りガラスの設置が義務付けられています。
例え自宅の窓でも他のガラスに入れ替える事が出来ません。
窓ガラスの強度比較
ガラスの種類
ガラスの強度
特徴
フロートガラス
☆☆☆☆★
様々な場所で使われている一般的な透明のガラス
すりガラス
☆☆☆☆★
表面がザラザラした目隠し用の不透明なガラス
網入りガラス
☆☆☆☆★
防火効果や耐火効果がある衝撃に弱いガラス
強化ガラス
☆☆☆★★
通常のガラスの3~5倍の強度があるガラス(強く叩けば割れる)
防犯ガラス
☆★★★★
防犯効果の高い中間膜のある合わせガラス
※防犯ガラスは中間膜の厚さを増す事で強度が上がったり、中間膜の素材を換える事によって強度が変わります。
※強化ガラスは防犯ガラスとしての効果は期待出来ません。
網入りガラスの強度は通常のフロート板ガラス(透明なガラス)と同レベルかそれ以下だと考えて下さい。
また強化ガラスは通常のガラスの3~5倍の強度があり、テーブルの天板などに使われていますが、金づちなどで叩けば簡単に割れてしまいます。
網入りガラスや強化ガラスは強度が高いと誤解されやすいガラスですが、実際はどちらのガラスにも防犯効果は機体出来ません。
網入りガラスの特徴
・防火地域と準防火地域の開口部に使用される。
・火が燃え広がりやすい場所で使用される。(炎の燃え広がりを防ぐ効果がある)
・ガラスが飛び散らない効果がある。
・ガラス面に温度差が生じるとヒビ割れが発生しやすい(所謂「熱割れ」の発生)
・金網は簡単に引きちぎる事が出来る。
網入りガラスの耐火性は高いのですが、耐熱性が低いという特徴があります。(炎には強いが熱には弱い)
特に日当たりが良い場所では熱割れが起きやすいので、直射日光が当たる場所に設けられた網入りガラスの温度上昇には気を付けて下さい。
また網入りガラスに遮熱フィルムやステッカー等を貼ると、その部分が熱上昇して熱割れする可能性があるので注意が必要です。
防犯対策の御提案【防犯カメラ愛知】
住宅や店舗の窓ガラスを防犯ガラスに変更したり防犯フィルムを貼ったりしている場合でも、網入りガラスに関しては従来のままで手を加えていないというケースもあります。(網入りガラスに防犯フィルムを貼ったら金網が熱割れする可能性がある為)
そういった事情を鑑みて、泥棒(空き巣犯)によっては、網入りガラスを狙って侵入するケースもあるので注意が必要です。
防犯カメラ愛知では、住宅や事務所の設置環境に応じた防犯診断を実施しています。
また、防犯に関する様々な対策も御提案ています。
御住まいの住宅や所有されている建物や敷地内で、気になる点や不審な出来事があった場合などは、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。