Q:防犯カメラの録画期間(日数)はどんな条件で決まりますか?
A:防犯カメラの録画期間(日数)は、主に「録画方法」や「カメラの台数」や「録画器の容量」等の6つの条件で決まります。
防犯カメラの映像を録画する際の、録画可能な時間は下記の要因で決まります。
・ハードディスク(HDD・SSDなど)の容量の違い(500GB~8TB等)
・フレームレート(1秒あたりの画像の数)の違い(1~120fps)
・カメラの画質の違い(30~800万画素)
・録画設定の違い(モーションセンサー録画・スケージュール録画・常時録画等)
・防犯カメラで撮影する映像の圧縮方法の違い(M-JPEG・MPEG-4・H.264・H.265など)
・設置する防犯カメラの台数の違い(1~32台)
他にも設置する場所や設置する条件や録画器の劣化などでも録画できる時間は違ってきます。
一般的な録画機は、3日~2週間くらい保存できるタイプが多くを占めています。(常時録画)
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録画機の保存時間が決まる6つの条件
1:ハードディスク(HDD・SSDなど)の容量の違い
500GB・1TB・2TB・4TB・8TB等、保存できる容量が大きいほど録画できる時間は長くなります。
SDカードに録画するタイプは保存できる時間が短いので設定や画質などの注意が必要です。
2:フレームレート(1秒あたりの画像の数)の違い
通常の防犯カメラは3~5fpsですが、テレビのフレームレートは30fpsです。
※一般的な防犯カメラは30fpsまで対応している事が多い。
3:防犯カメラの画質の違い
CVBS方式のカメラで約27~52万画素、AHD方式のカメラで約100~500万画素、IPカメラで約200~800万画素です。
※画素数が多いほど鮮明な映像になるが、録画できる時間は短くなる。
4:録画設定の違い
カメラの撮影範囲内で動きがあった時のみ撮影を開始するモーションセンサー録画と、24時間録画を続ける常時録画では
当然ながら録画出来る時間(日数)に違いが生じます。
5:防犯カメラで撮影する映像の圧縮方法の違い(デジタル圧縮など)
画質が劣化しない「M-JPEG」やフレーム間を符号化して効率的にデータ量を減らす「MPEG-4」から、「H.264」や
「H.265」など最新の高圧方法があります。
※「H.264」は「MPEG-4 Part 10 AVC」とも呼ばれています。「H.265」は「H.265/HEVC」とも呼ばれています。
6:設置する防犯カメラの台数の違い(1~32台)
設置するカメラの台数が少ないほど保存できる時間は長くなります。
※一般的には防犯カメラを4台設置する事が多い。(画面分割機や専用ソフトを使えば何台でも設置は可能)
防犯カメラの映像を録画保存出来る時間は上記の条件で決まります。
防犯カメラの映像をどの程度期間保存する必要があるのかは、設置する人の目的によっても違ってきます。
例えば、駐車場の監視カメラや玄関の防犯カメラなどの様に、自動車や人の動きがあった時だけ映すのであれば、常時録画を続ける必要はありません。
防犯カメラの撮影範囲内で何らかの動きがあった時だけ、撮影を開始するモーションセンサー録画設定にしておけば、映像を録画出来る期間も長くなります。
反対に、常に人が出入りする様な場所では、モーションセンサー録画にしても殆ど録画出来る期間に影響は生じませんし、後から映像を見返した時に分かりにくい映像になってしまう事もあります。
記録媒体による録画機の違い(200万画素の映像)
項目
録画可能な時間
(30fp/常時録画)
容量
導入費
(録画機の価格)
維持費
(メンテナンス費)
メリット
デメリット
HDD録画機
70時間/1TB
500GB~8TB
50,000円~
不要
長時間の録画が可能
ある程度のスペースが必要
衝撃や振動に弱い
SSD録画機
約70時間/1TB
500GB~8TB
80,000円~
不要
衝撃や振動に強い
屋外にも設置できる
導入費が高い
HDDより耐用年数が短い
SⅮカード
約18時間/256GB
2GB~512GB
30,000円~
SⅮカードの交換
映像データの移動が簡単
長時間録画が出来ない
SⅮカードの交換が必要
※フレームレートは30fpsで計算しています。(フレームレートを減らせば、録画時間は増える)
※同じフルハイビジョンで撮影しても、フレームレートを減らせば64GB(SDカードでも約12時間の録画が可能です。
1台の防犯カメラに1TB(テラバイト)の録画機を使用した場合、約70時間の録画が可能です。
つまり4台の防犯カメラを設置した場合は、約18時間で映像が上書きされてしまいます。
それでは録画機の容量を増やせば良いのでしょうか?
録画機を2倍の容量の2TBに替えても、約36時間後には過去の映像が上書きされてしまいます。
しかも、防犯カメラの映像を4Kにすれば、更に大幅に保存できる期間も短くなります。
防犯カメラを選ぶときは、使用する目的に応じて録画機の容量やカメラの画質を決めないと、思っていたような効果が期待出来なくなるかも知れません。
カメラの性能や機能を考える前に、防犯カメラを設置する目的に応じた設備や調整が重要なのです。
防犯カメラ設置の御提案
防犯カメラの選択
防犯カメラを選択する際には幾つかの重要なポイントがあります。
その中の一つに防犯カメラの録画期間があります。
長期間映像を録画出来なくても、泥棒の被害に気付いてから保存されている映像をチェック出来れば、十分な情報が得られるのではないかと考えている方も多くいるようです。
勿論、泥棒が侵入した時の映像だけでも、犯人の逮捕に至るかも知れません。しかし、犯行時には顔を隠したり手袋をはめたりして、犯人の特定が難しい場合もあります。
そのような場合にも、過去の映像が記録されていれば、泥棒が下見に訪れた時の映像が残されているかも知れないのです。
防犯カメラ愛知では集合住宅や戸建住宅や店舗や事務所などに対する防犯診断を実施しています。
もし気になる不審な出来事や不安な要素がある場合や、建物や人物の防犯目的や見守り対象がある場合など、防犯カメラの設置や利用を御検討されている方は、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。