嫌がらせに関する防犯診断【自己診断/防犯診断】
嫌がらせや誹謗中傷に対する防犯診断は、「対象者向けの対人防犯診断」が基本になります。
実害を防ぐために、「対象物向けの対物防犯診断」の実施をお勧めします。
嫌がらせに関する防犯診断【自己診断】
✅ 1:嫌がらせをしている相手が分らない。
✅ 2:嫌がらせをされる範囲は決まっていない。(落書きをされる・犬の糞を捨てられる・ゴミを捨てられる等)
✅ 3:嫌がらせをされている曜日や時間帯が決まっていない。(被害を受ける時間帯や曜日を絞り込めない)
✅ 4:嫌がらせの内容がエスカレートしている。
✅ 5:警察に嫌がらせに関する相談をしていない。(被害届を受理してもらったか否かは別問題)
✅ 6:嫌がらせをされている原因が分らない。(心当たりがない)
✅ 7:周辺の住人に自分の味方がいない。(信用できる味方が近所にはいない)
✅ 8:嫌がらせに対して何らかの防犯対策を講じた事はない。(嫌がらせを放置している)
✅ 9:一定期間以上に亘り嫌がらせが継続している。(数か月間以上)
✅ 10:常に住宅を開けている期間帯がある。(確実に留守になる時間帯がある)
上記の項目に当てはまる個所が多ければ多いほど、問題の解決が困難だと考えて下さい。
嫌がらせをしている相手が、実は相談相手だったというケースもあります。(女性に多い)
嫌がらせや誹謗中傷をする相手は、「自営業者」や「外回りの仕事をしている人」や「無職の人」など、ある程度時間に融通の利く人に多いという特徴もあります。(そうでない場合は嫌がらせの時間帯が決まってくる)
悪質な嫌がらせ 10選
1:水道の元栓を閉められる
水道の元栓は鍵がかけられていないので、外部の人間が勝手に閉める事ができてしまいます。
更に悪質な場合は、元栓んを閉めた後から強力な接着剤で固定されてしまう事があるので十分気を付けて下さい。
2:電気やガスを止められる
電力会社やガス会社に引っ越しをするので電気やガスを停めて欲しいと電話されてしまいます。
長期旅行に行くタイミングで電気を止められると、温度管理が必要なペットに悪影響が出る可能性もあります。
3:郵便物を転送される
郵便局で郵便物の転送の申し込みをされてしまうと郵便物が届かなくなります。(何らかの身分証明書が必要)
また、様々な個人情報が漏洩してしまう原因にもなるので注意して下さい。
4:無断で電話番号を登録される
インターネットの問い合わせ先を記載する電話番号欄に、無断で自宅や個人の電話番号を書かれてしまうと、
頻繁に問い合わせの電話がかかってきてしまいます。(電話番号の変更をしなくてはいけなくなる)
5:勝手に商品を注文される
テレビショッピングなどの通信販売で、勝手に注文した商品が送られてきます。(加害者が被害者を装って注文する)
デリバリーのピザや寿司等を被害者名義で注文されてしまいます。(支払いは拒否できる、今後注文出来なくなる)
6:メールアドレスを流出される
様々な迷惑メールが送られてくるようになります。
誰かの嫌がらせによるものか、個人情報が流出したせいなのかの判断が難しいので疑心暗鬼になる事もあります。
7:ペットに毒餌を食べさせられる
屋外で飼っている猫や犬や鯉などに毒餌を食べさせられてしまう事があります。
毒餌を食べさせられている事に気付かない飼い主もいるので嫌がらせに遭っている時は何らかの防犯対策を考えて下さい。
8:鍵穴やデッドボルト(施錠時のロック用の金属の閂)に接着剤を入れられる
在宅時(施錠時)に接着剤を塗られると、外に出る事が出来なくなる可能性があります。(特に集合住宅の場合)
外出時に接着剤を鍵穴に入れられてしまうと、室内に入る事が出来なくなってしまいます。
9:庭の花を盗まれたり傷つけられたりする
被害者が育てている野菜や果物や花などを盗まれたり傷つけられたりする事があります。
悪質なケースでは除草剤を花壇や庭木に撒かれてしまう事もあるので注意が必要です。
10:自動車や自転車にイタズラをされる
自動車に傷を付けられたりパンクをさせられたりする事があります。
マフラーに詰め物をされたり、雨の日に大量の塩をかけられたりするケースもあるので十分な対策を御検討して下さい。
他にも多数の悪質な嫌がらせが存在します。(ここでは記載できません)
また、迷惑メールが増えたからと言って、それを嫌がらせだと断定する事は出来ません。(何らかの原因でメールアドレス等の個人情報が流出している可能性もある)
他にも、嫌がらせと断定できないケースも多くあるので、警察に相談したからと言ってスグに対応してくれる訳ではありません。
更に、嫌がらせはエスカレートする傾向にあるので、最初は大したことがないと思っていても、ある日取り返しのつかないようなトラブルに発展している可能性もあるので十分気を付けて下さい。
嫌がらせに関する防犯診断
嫌がらせをする原因は様々ですが、大きく3つのパターンがあります。
1つ目は「自分が悪い事をしているいとう自覚があるパターン」です。
2つ目は「自分は悪い事をしていない(自分の主張や行動が正しい)と信じ込んでいるパターン」です。
3つ目は「自分のやっている事が良いか悪いかの判断が出来ていない(認知症)というパターン」です。
特に危険なのは2つ目の「自分のやっている事は正義だと信じているケース」では、なかなか嫌がらせや誹謗中傷を止めないばかりか、どんどん過激になってくる場合もあるので注意が必要です。
例えば「隣の家が夜中まで大きな音で騒いでいるので、制裁として塀に落書きをした」という様なケースです。
そのような場合、「警察に相談すればいいじゃないか?」とか「相手に直接言えば良いじゃないか?」と思われるかも知れません。しかし、そのどちらも実行した結果、「警察は対応してくれない」「相手には反論された」と、何ら改善されないかったケースも少なくないのです。
嫌がらせに関する御相談
防犯カメラ愛知では、様々な嫌がらせに対する防犯診断を実施しています。
もし気になる不審な出来事や不安な要素がある場合や、建物や人物の防犯目的や見守り対象がある場合など、防犯カメラの設置や利用を御検討されている方は、御気軽に防犯カメラ愛知に御相談下さい。