事業用の防犯対策【防犯カメラ愛知】

事業の防犯対策を講じる場合、事業の内容に応じた対策を考える必要があります。
例えば、侵入窃盗に対する防犯対策と嫌がらせに対する監視対策は全く違います。
基本的に、侵入窃盗犯は損得で物事を判断します。
しかし嫌がらせ犯は、単純な損得勘定ではなく嫉妬心や復讐心などが原動力になっている事が多いのです。
また、人を対象にしている防犯対策と、建物を対象にした防犯対策も違うのが重要なポイントです。

一言に店舗と言っても、個人店舗から大型ショッピングセンターまで規模は様々です。また、スーパーマーケットと宝石店では防犯対策の手段も違ってきます。
店舗での防犯対策として一番多いのは、万引き対策（窃盗対策）として防犯カメラを設置するケースです。大型のショッピングセンターやスーパーマーケットでも多数のダミーカメラを設置してある事がありますが、意外と窃盗犯に気付かれているので注意が必要です。

事務所の防犯対策と聞くと、真っ先に侵入窃盗（泥棒）対策をイメージする方も多い様ですが、実際は働いているスタッフの監視（サボり防止・スパイ行為など）として防犯カメラを設置する事が多いのが現実です。
最近は顧客情報などがデジタルデータ化されているので、簡単に盗まれてしまう上に高額で取引されているので、アルバイト感覚で情報を盗むスタッフや従業員も増えているので、気になる方は対策を御検討下さい。

工場で使われている機器類や材料には知財（特に特許）で守られていない物が沢山あります。（加工されると特許を侵害されても見抜けない）
そこで、同業他社の型枠や金型などの情報が盗まれてしまうケースがあります。また、最近では工場管理者や技術者の引き抜き（ヘッドハンティング）が増えてきています。

最近は外国人窃盗団などを含む集団窃盗グループが、倉庫に置いていある在庫商品や資材などを盗むケースが増えています。
例えば、電気工事関連の倉庫からは、銅線やケーブルが盗まれたり、電動工具やアルミ製の脚立などが盗まれたりするので注意が必要です。
特に、ステンレス製品やアルミ製品や銅製品は価格も上昇しているので、盗難に遭わない為の対策が必要です。

駐車場の看板に「駐車場内での事故や盗難については責任を負いません」と看板を掲げても、駐車場の所有者や管理者が責任を問われるケースもあるので注意が必要です。
特にダミーカメラだけを設置して「防犯カメラで録画中」というステッカーを貼っていると、「防犯カメラがあれば安心だという理由」で駐車場を利用する客からは、被害が発生した際に損害賠償請求をされる事もあるので注意が必要です。

工事現場の関する防犯対策と聞くと、自分には関係ないと思われる方もいますが、隣の集合住宅の修繕工事の為に足場が掛けられると、その足場を利用して侵入窃盗犯（泥棒）が住宅に侵入する事もあります。（養生ネットは目隠しにもなるので都合がいい）勿論、工事現場の工具や資材が盗難の被害に遭ったり、産業廃棄物用コンテナに無断でゴミを捨てられる事もあります。最近では重機ごと移動式クレーン車やダンプなどで盗まれる事もあるので対策が必要です。（内部で手引きをする者がいる場合もある）

飲食店ではスタッフの監視（調理や接客）などの防犯カメラが使われたり、顧客とのトラブル防止の為にレジ周辺や出入り口周辺に監視カメラを設置する事が多い様です。
しかし、意外に多いのは同業他社や新たに市場参入しようとする企業による情報の盗難や人材の引き抜きです。（スパイを送り込む場合と現在のスタッフを買収する場合がある）特に、仕入れ先や料理のレシピを盗まれたり（盗まれても気付かない）、全てのポジションに対応できるスタッフの引き抜き（犯罪ではない）が目立っています。

イベント会場では窃盗事件が発生し易く、防犯対策が十分ではない事も多いので犯人が捕まらない事も多い様です。
主催者側や管理者側は犯罪とは無関係という理由で責任逃れをしようとするケースもありますが、被害者側から損害賠償請求されることもあるので注意して下さい。（十分な防犯対策を講じていないなど）また、高齢者が入居している施設や、幼児を預かっている託児所や保育園などでは虐待などの被害防止の為に防犯対策を講じるケースも少なくありません。

全国の空き家数は846万戸（2018年）で、住宅の7.3件に１件が空き家になっています。この空き家率はどんどん加速しているので、次の調査（2023年）では更に空き家の数が増えると言われています。空き家が増えると、災害（地震・台風・洪水・火災など）の際にも、様々な被害が拡大する原因に繋がると言われています。また、空き家が増えると、不法滞在者（外国人や犯罪者など）が増えたり害鳥獣が営巣したりする可能性もあるので、自分には関係ないと放置せず早めに防犯対策を講じる事が重要です。

住宅の防犯対策を講じる場合、加害者の目的に応じた対策を考える必要があります。
例えば、侵入窃盗に対する防犯対策と嫌がらせやストーカーに対する対策は全く違います。
基本的に、侵入窃盗犯は損得で物事を判断します。
しかしストーカー犯や嫌がらせ犯は、単純な損得勘定ではなく嫉妬心や復讐心などが原動力になっている事が多いのです。
つまり自宅の防犯を考えるには、被害の内容や加害者の目的などに応じた対策が必要なのです。
ここでは、侵入窃盗犯に対する防犯対策を御紹介させて頂きます。