防犯カメラ愛知

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防犯カメラの画素数【防犯カメラ愛知】

Q:防犯カメラに使う画素数はどの位がベストですか?

A:防犯カメラの使用目的に応じて選択する画素数は違いますが、現在はフルハイビジョン(約207万画素)が多数を占めています。

2010年頃から防犯カメラの性能や解像度は飛躍的に向上しました。
アナログテレビの放送が終了(2011年7月24日)した頃までは、30万画素(アナログテレビと同じぐらいの画素数)程度の防犯カメラも多く使われていましたが、最近では200万画素(フルハイビジョン)程度の防犯カメラが一番多く販売されています。
更に画素数の高い4Kの防犯カメラも販売されていますが、録画機に記録できる時間が大幅に減ってしまうので、公共施設や大規模な駐車場などで使わないのであれば、200万画素あれば十分ではないかと思います。
そして次に防犯カメラを交換するタイミング(5~7年後)で、800万画素の4Kを検討されるのが御勧めのプランです。

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防犯カメラに使われる画素数

項目

テレビでの画質

有効画素数

水平×垂直

夜間の撮影可能範囲

VGA

アナログTⅤ

約30万画素

640×480

5~7m

ハイビジョン

ハイビジョンTⅤ

約92万画素/約104万画素

1280×720/1366×768

7~10m

フルハイビジョン

フルハイビジョンTⅤ

約207万画素

1920×1080

10~15m

4K

4KTⅤ

約829万画素

3840×2160

20m

※アナログテレビは約30万画素でVGA(Video Graphics Array)と呼ばれています。
※通常1,000ピクセルを1Kと呼び、4Kは4,000ピクセル(長辺の画素数)の事を指します。
※一般的に4Kと呼ばれてる画素数は3,840ピクセル×2,160ピクセルなので、『4K2K』とか『4K UHD』や『HD(2160p)』とも呼ばれています。
※4Kに対して以前のフルハイビジョンを2Kと呼ぶこともあります。
※英語圏でフルハイビジョンは、『Full High Definition(フル・ハイ・ディフィニション)』と呼ばれています。
※『フルハイビジョン』は和製英語(造語)なので、海外では通用しませんが、略語として『フルHD』とも呼ばれています。
※4Kを『スーパーハイビジョン』と呼ぶとこもありますが、通常『スーパーハイビション』と言えば8Kの事を指します。

防犯カメラを使用する目的で違う画素数

農作物を荒らす害鳥獣の監視
 『害獣の有無が判断出来る』程度の画素数で十分対応できる。

・ゴミの不法投棄の監視
 『犯人の顔が特定できる』程度の画素数が必要になる。

・不審者が敷地内に入らない為の予防対策
『不審者の顔が特定できる』程度の画素数が必要です。

敷地内に犬の糞尿を放置されるのを防ぐ対策
 防犯カメラの存在が伝われば十分な場合が多い。

・ストーカーの予防策
 『ストーカー犯の顔が特定できる』程度の画素数が必要になる。

・高齢の両親の見守り
 『人の移動が分る』程度の画素数があれば十分に対応できる。

・夜間の不審車両の監視
 『ナンバープレートの確認』ができる程度の画素数が必要になる。

防犯カメラを設置する目的に応じて、カメラの画素数を決める必要があります。
正確に不審車両のナンバープレートを確認したいようなケースと、農作物を荒らす害鳥獣を監視したいというケースでは、必要な画素数が違ってきます。

防犯カメラを設置する場所

・玄関ポーチ周辺
・勝手口周辺
・屋根(1階・2階・3階・4階以上)
・屋内・室内
・ベランダやバルコニー
・塀の上
・電柱(NTT・中部電力)
・防犯カメラ専用の柱
・カーポートやテラスの支柱

防犯カメラを設置した場所から撮影したい場所までの距離が遠くなると、高画素数のカメラが必要になる可能性があります。
特に夜間は赤外線カメラ(白黒画像)になるので、距離が遠いと映像の精度が下がってしまいます。
同様に雨や雪の日なども、画素数が低いほど映像が見にくくなってしまいます。
また、いくら防犯カメラが防塵構造・防水構造であっても、防犯カメラの上に雨や雪が直接あたるのを防ぐ屋根や設備がないと、埃や汚れが付着してカメラの画像が見にくくなってしまいます。

防犯カメラで撮影する範囲

・不特定多数の自動車が止まる駐車場全体(かなり広い範囲)

・不特定多数の車両が通る公道や市道(広い範囲)

・不特定多数の人が利用する施設や店舗(広い範囲)

・自宅の玄関周辺(狭い範囲)

・自宅の勝手口周辺(狭い範囲)

・自宅の駐車場(一般的な範囲)

・自宅の庭全体(一般的な範囲)

1台の防犯カメラで撮影する範囲が広ければ広いほど、画素数が大きい方が細部まで鮮明に確認する事が出来ます。
防犯カメラに一定の精度が必要な場合には、無理に1台のカメラで賄おうとせず、複数のカメラの設置を御検討下さい。
防犯カメラから、より正確な情報を求めたい場合は、一つの方向からの撮影だけではなく複数の方向から撮影することが重要です。(一方向に高精度のカメラを設置するより、複数の方向から一般的な精度のカメラを設置する)

防犯カメラの画素数決める基準

一見すると、最も画素数の高い4Kの防犯カメラを選ぶのが正しい選択のように感じるかも知れません。
しかし4Kテレビの画質とフルハイビジョンテレビの画質を比べてみて下さい。
それでも本当に防犯カメラに4Kの画質が必要な状況だと感じますか?
本当に4Kの防犯カメラが必要な状況は、カメラと対象物の距離が遠い場合や非常に鮮明な画像が必要な場合などです。
それよりも4Kの防犯カメラを使うと、録画機に記録できる時間がかなり短くなってしまいます。
勿論、豊富な予算がある方は、複数(4~16台)の4Kカメラを選び容量の多い録画機(4TBや8TB)と接続すれば、長時間に亘り最高画質の映像を記録する事が可能です。

但、もし4K画質の防犯カメラを選んだとしても、おそらくカメラや録画機を交換する6~7年後には、8Kまたはそれ以上の高画質な防犯カメラが格安で販売されている可能性もあります。
本当に4Kの防犯カメラが必要な状況でなければ、同じ費用でもカメラの設置台数を増やした方が防犯効果は高くなります。
つまり4Kカメラを2台を設置するぐらいなら、フルハイビジョンカメラを4台設置した方が、侵入者や不審者に対しての予防効果も高くなるのです。

防犯カメラの御提案

実際どのカメラを何台選ぶかは、あなたが置かれている現在の状況次第だと思います。
防犯カメラ愛知では、住宅や事務所の防犯診断を実施しています。
同時に、対象物や対象者に応じたカメラの選択や設置場所の御提案などもさせて頂きます。
あなたがお住いの御自宅や事務所や勤務先などで気になる出来事や不審な点があった場合などは、御気軽に防犯カメラ愛知の担当者まで御相談下さい。